受験生の親の心構え【この3つの言葉は言うな】

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ともです!

まもなく受験シーズンが到来しますね。お子さんが不安に押しつぶされそうになり、寝る時間がずれてきたり、焦りからイライラしやすくなっていたり、生活リズムが不安定になってきたりしているかもしれません。

この時期、親ができることは何なのでしょうか。

受験を目の前に控えるお子さんの親は、受験に向けてどんな心構えでお子さんに接すればいいのでしょうか。言葉の観点から解説しました。

受験生の親が言ってはいけない3つの言葉

①もっと頑張って!

「頑張れ」はとても便利な言葉です。相手を励ます意を含む「頑張れ」は小さなこどもから大人まで、日常からたくさん使う言葉でもあります。

しかし、受験生にとっては「呪い」の言葉になっているかもしれません。

「頑張らないといけないことはわかっているのに、頑張れない」

状態にあるからこそ、受験生は悩み苦しむのです。

「頑張らないといけない」のは、受験生本人が一番わかっています。そこに追い打ちをかけてはいけません。「頑張れ」というだけで、子どもが頑張れるようになるのなら、子育てで困ることはありません。

子どもの事を思ってかけた「頑張れ」の一言が、子どもをただただ苦しめるという非常に恐ろしい事態を引き起こしているかもしれません。

②今のままじゃ落ちるよ!!

たとえば、直前模試が返却され、点数が思うより点数が取れていなかった時。

親は言います。「このままじゃ落ちるよ」と。

たしかにそうなんです。今の点数では落ちるから、親は言っているわけです。

なぜこの言葉を言ってはいけないかというと、この言葉は何も生み出さない可能性が高いからなんです。

たとえば、仕事のプロジェクトで終了直前に「今のままでは目標に到達できないよ!」と言われたらあなたは次に何をしますか?

プロジェクトチームのメンバーと「残りの期間でどうすればよいか」を必死に考えだし、行動に移していくのではないでしょうか。つまり、「何をどうすればよいか」明確に指針を立てることが重要ですよね。

受験も同じです。点数が悪かったのなら「当日までに何をどれだけやるか」を決めることが大切なのであって、「このままじゃ落ちるよ」と現実を突きつけるだけでは何も生み出されないのです。

お子さんの勉強が上手く進んでいないのであれば、どうすれば点数が上がっていくか、具体的行動を決めていきましょう。思春期ですから、感情的に「どうするの!」「何をするの!」と言ってもお子さんは聞いてくれません。

淡々と「これからどうしていく?」と聞いてみるといいです。

行動を決めて、やる。親はそのサポートをするだけです。

③なんでうちの子はできないんやろな。

言語道断です。

この言葉を聞いてお子さんが「よし、やろう!」という気持ちになると思いますか?絶対になりませんよね。

むしろやる気減退です。

直前期は特に他人との比較を想起させるような言葉は言わない方がよいでしょう。

あなたのお子さんは目の前にいます。他の子と比べても悲しい気持ちになるだけです。

他の子の話をしたい時は「参考」にする時だけです。たとえば「去年合格したA君は受験直前は寝る前に毎日間違えたところを見直していたみたいだよ。良い方法だと思うんだけど、やってみない?」

こんな感じであくまでも今から成長するための「参考」「資料」として他の子の話を出してみて下さい。

「Aくんは、こんなに毎日やってるのに」ではなく、

「Aくんのやってる方法どう思う?」と言葉をかけましょう。

子どもだけじゃなく、受験生の親だって悩みがある!

上記のような言葉がけ以外にも、

「全然家で勉強しないのに、ほったらかしでいいの??」

「塾や学校に任せきりでいいの??」

「全然点数が上がらないのに、今のままの進学先でいいの??」

「子どものイライラが募ってきているけど、どう接したらいいの??」

「進学先の校風とうちの子、合ってない感じがするけどこのままでいいの??」

など、受験に関する親の悩みは尽きません。悩まれたら溜め込むのではなく、気軽に周りの人に相談してみましょう。実際に子育てを終えられた方に話を聞いてみるのも効果的ですね。

受験生の親にできるサポートとは?

では、具体的に親ができるサポートとしてはどんな事が挙げられるのでしょうか。

まず大切な認識があります。

一人一人サポートの方法は違う。よって、本やネットに書いてある方法が上手く機能しなくても何も問題ない。合わなかっただけ。

と考えましょう。上手くいかなくても気にしないでください。

上手くいくことは継続。上手くいかない事は変更。これを繰り替えすだけです。同じ方法や声掛けを1か月試してみて上手くいかなければ、どんどん方法を変更していってください。

そんな中でも、すべての受験生の親にやってほしいことが2つあります。

①体調管理

具体的には「食事」です。バランスの良い食事を提供し、受験を乗り越える身体を内側から作っていく。これができるのは親だけです。

受験直前期というのは、風邪や感染症が流行る季節でもありますから、ビタミンを十分に摂取できる食事を心がけたいものです。

②学習の環境を整える

たとえば、子どもが勉強している横で家族がずっとテレビを見て談笑していたらどうでしょうか。集中できなくて当たりまえです。

その状態で親に「勉強しなさい!」などと言われたら、子どものフラストレーションが溜まるだけです。「いや、みんなテレビみてるのに、集中できひん」となります。

一番いいのは、家族も勉強することです。周りが勉強していたら自分も自然に勉強する時間が増えます。子どもに勉強させたいのなら、親が勉強している姿を見せるのが有効な手段です。

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