放課後学習スペースTOIROです!
「連絡帳の字が読めない…」
「字がきたなすぎる…」
スマホやタブレットが当たり前の日常になり、手書きで文字を書く機会は大きく減ってきましたよね。字を書く必要性は今後大きく無くなってくるのかもしれないが、最低限相手に伝わる程度のきれいさは持っておいてほしいと願う保護者の方も少なくありません。
お子さんが今まで以上に字がきれいになる為のポイントを紹介します!
今回は「きれいな字の書き方①」ということで、まだ字を習いたての初期の「お家でできる教え方」を紹介します!
本題に入る前に…

さて、きれいに字を書くための方法をご紹介する前にお聞きしたいことがあります。
そもそも、
なぜ字をきれいに書いた方がよいのでしょうか。
明確に答えることが出来ますか?
まず自分なりで構いませんので、なぜきれいな字を書くことが重要なのかという明確な理由を持つことが極めて重要です。
自分がなぜかよくわかっていない事柄をお子さんに伝えるというのは、不可能ですよね。
どんな理由が挙げられますか?
①相手に自分が伝えたい内容を正確に伝えるため。
②テストで先生に間違っていると勘違いされることを防ぐため。
③礼儀正しさ、賢さのイメージを相手に与えることができるため。
④普段の生活も丁寧に過ごしているのだなと思ってもらえるため。
…など。
様々な理由が考えられます。
ぜひとも自分なりの理由を構築していただき、
お子様に何度も何度も穏やかに伝えられるようにしてみてください。理由がなんとなくでもわかった上で字の練習をすることで効果が劇的に上がります。
きれいな字を体感させる「○○○書き」
「きれいな字を書きなさい」
と子どもは言われても、一体どうすればきれいに書けるのかわかりません。
また、きれいな字とはどんな字のことを言うのかイメージが難しい場合もあります。
最初にすることは、
「きれいな字を書く体験を積み重ねる」
ことです。
「こういう字をきれいな字と言うんだな」
「こうすればきれいに字が書けるんだな」
と子どもが思うことで、だんだんときれいに書く基礎ができていきます。
その為に必要なこと。
それは、
「なぞり書き」
です。

「そういや、子どもの頃やったな…」
と思い出される方も多いのではないでしょうか。
このなぞり書きの経験が極めて重要なのです。
ひらがな、カタカナだけではなくて、新出漢字でもやってみてください。
お家の方が薄く書いた上をお子様がなぞることはとても有効な方法です。
なぞり書きにもポイントがあります。
①ゆっくり
②大きく
③正確に
なぞることできれいな字の感覚が身についていきます。
「1ミリもはみ出さずになぞれたらすごいな~」
と声をかけてみても良いかもしれません。
「姿勢をよくしなさい」と言う危険性
字を書くときに、
「姿勢をよくしなさい」
とお子さんに言っていませんか?
発達に波のあるお子さんは、姿勢がぐにゃっとしがちな場合が多いです。
姿勢をよくすることは大切なことですが、実はこの言葉には危険も含まれています。
次回に、続きます!
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